映日堂(旧)

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主な執筆ツールがスマホになりつつある件

最近、文章を書くとき手に取るのはもっぱらスマホだ。

5年ほど前からブログを書いているが、ちょっと前までPCを開いてキーボードを叩くのが当たり前だった。正直、スマホで執筆なんてできるわけがないとすら思っていた。

しかし、気づけばスマホから文章なりメモなりを作成する毎日。

なんでスマホばかり使うようになったか。これには明確な理由がある。

というのも、わたしは心身の調子に波があり、特にここ数ヶ月は不調をがっつりこじらせてしまい寝たきりのような生活をしている。それでも書き物をしたい欲求はあり、そのツールとしてスマホは最適なのである。

まず、どんな姿勢でも書ける 。そして場所を選ばないし、手の動きは最小限で済む。

要するに、「布団に仰向けで横になった状態」で執筆できる唯一の手段というわけだ。

ところで、書くツールによってその文体や内容が変わってくるとはよく聞く話だ。例えばアナログかデジタルかが最も大きな違いであろう。だがそれだけでなく、同じデジタルでもPCのキーボードを叩くかスマホフリック入力するかでも全く変わってくるとしみじみ実感している。

主にキーボードを使っていた時期、それが文章を書く上での「正解」だと思っていた。しかし今、執筆ツールとしてのスマホの優秀さを感じている。

わたしは頭の中の言語化が得意とは言えない。そのため、ツールをいかに自然に使えるかがけっこう大事だと思っている。キーボード入力に苦手意識はなかったが、フリック入力に慣れるにつれてそのスピード感が心地よくなっているのが実際のところだ。頭の中と指先が直結している感覚、というか。

そんなわけで、少なくともしばらくはスマホがわたしの主な執筆ツールであるだろう。「それっぽさ」という点でいつかキーボードに戻りたいと願ってはいるが。