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マニキュアを塗るのが楽しくなってきた

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爪をきれいにすると気分が上がる。昔からそうだった。でも、マニキュアには苦手意識があった。それは単純に、うまく塗れないからという理由で。

いくら丁寧に塗っても、塗り終わってから必ずよれてしまう。特にカラフルな色は発色よくしたいから厚塗りするし、よれる確率は100%だ。

だから、華やかなセルフネイルはほぼほぼ諦めていた。爪を磨いたり、ベースネイルのみを薄く塗ったりしてささやかに嗜む程度だった。

それでも、諦めきれなくて何度もマニキュアを購入した。買って塗っては失敗し、そして捨てて……その繰り返し。

しかしこの度、どうやらやっとマニキュアを塗るコツを掴みつつあるようなのだ!

始まりはある日突然に。セブンイレブンで目に入ったグリーンのミニボトルのマニキュアがあまりにかわいくて、衝動的に購入していた。今回もまたうまくいかないかも……と半ば諦めながらも、その色のかわいさにうっとりしながら3度塗り。

すると、なぜかよれることなく定着してくれたのだ。そんなことは初めてで、うれしくてその後何度も自分の爪先を眺める数日間だった。

後から、なぜうまく塗ることができたのか振り返ってみた。思うに、今までの失敗はわたしのせっかちな性格が原因していたのではなかろうか?

初めて成功したとき、わたしはドラマを観ながらのんびりとマニキュアを塗っていた。そのため、乾かす時間を充分に取れていたのではないか、という仮説だ。

ただ単に「ちゃんと乾いていなかった」なんてすっごく間抜けな失敗理由だけど、どうやらこれは当たり。その後またマニキュアを塗るときにも、1度塗ったら乾かす時間を意識的に多く取るようにしたところ無事成功。

それからわたしは、セルフネイルを楽しめるようになった。あまりモノは増やしたくない、と思いつつ少しずつ色を揃えたりもしている。今日はパステルイエローを買って早速塗ってみた。つま先がパッと明るく華やかになって、1人眺めてはニマニマしているあやしい奴だ。

ネイルは楽しい。慎重に塗っているときも、乾くのを待つちょっと退屈な時間も、そして完成した爪が日常の合間にふっと目に入るときも。

マニキュアを塗るようになって、ネイルがこんなに日々をハッピーにしてくれると知った。たかが爪、されど爪。まだ単色で塗ることしかしていないが、それでもこんなにわくわくした気持ちになるんだ。

今後、もっと凝ったネイルをするようになるかはわからない。もしかしたら単色塗りだけで満足するかもしれないし。それでも、わたしはこの新しい趣味をとても楽しんでいる。ちょっとしたことだけど、そんなことを楽しめる自分も好きかもしれない。